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“なんとなく高性能”に騙されないために
2026年02月18日
こんにちは、能見工務店の能見です。
能見工務店は京都の長岡京市で木と自然素材を
ふんだんに使い高気密高断熱の高性能な家を
建てています。よろしくお願いします。
情報が溢れる中、発信されている情報は配信者の
思惑が入って発信されています。ちなみにこの
ブログは自然素材と高性能住宅を大切にしている
能見の視点で、家づくりに役立つ情報をお届け
しています。このブログも例外ではありませんが
そういう見方もあるんだな、と参考にして下さい。
今日は、
【“なんとなく高性能”に騙されないために】
について書きたいと思います。
一昔前は、高気密高断熱といっても理解されない
方もとても多かったですが、最近は「施主様も
よく勉強されていているな」と感じますね。
建築会社も“高断熱”“高気密”“省エネ”“ZEH対応”
などと謳っている所も増えてきました。
でもここで少し立ち止まって考えてほしいのです。
その“高性能”は数字で確認しましたか?
●UA値だけではわからない
断熱性能を表す数値に「UA値」があります。
確かにこれは大事です。でも、UA値は“理論値”
で実際の施工精度までは分かりません。図面上は
良くても、現場での施工が甘ければ性能は大きく
変わります。実際にどのレベルの性能の家を
建てている会社なのかが重要です。建築会社を
見極める一つの指標としては、能見目線ですが
UA値0.46以下の断熱等級6の家を実際に
建てているかという点でしょうか。
●C値は測らなければ存在しない
気密性能を表す数値が「C値」でこれは実測
しないと分かりません。つまり、測定していない
会社の「高気密です」は、正直言ったもん勝ちで
証明されていないんです。C値1.0なのか
0.5なのか0.2なのかで空調の効き方や光熱費が
全然変わってきます。私の主観ですが、
C値0.3以下は、きちんと施工すれば十分に
目指せる数値です。測定結果を待つのではなく、
ここは建築会社に「この数字にしてほしい」と
お願いして頑張ってもらいましょう。
●日射遮蔽と日射熱取得も大事
UA値とC値だけがいいだけでは冬の暖かさが
担保できなかったり夏の日差しが窓から差し
込んで暑かったりするんです。しっかり間取り
計画段階から、冬は窓の大きさや位置を考えて
太陽の熱を入れて部屋を暖める計画や夏の太陽の
日差しをカットするための軒やアウターシェード
の検討をする必要があります。私が思う本当の
高性能住宅は、“設備でごまかさない家”です。
床暖房を入れないと寒い家なのか。エアコンを
何台も付けないと快適にならない家なのか。
それとも、少ないエネルギーで家全体が快適に
なる家なのか。本質はそこにあると思います。
●性能はバランスで決まる
・断熱材の厚み
・窓の性能
・気密
・換気計画
どれか一つだけ良くても意味がありません。
例えば、トリプルガラスを入れていても気密が
悪ければ意味がないし逆に、C値が良くても窓の
性能が低ければ寒い。
「なんとなく良さそう」ではなく、
☑UA値はいくつか?
☑ C値は実測しているか?
☑ 全棟測定しているか?
☑一種換気か三種換気、どちらを選ぶのか?
ここまで確認することが大切です。ちなみに、
一種換気にする優先順位は最後だと私は
思っていてまず断熱と気密をしっかり整えた上で
換気方式を考えるべきだと思っています。
余談ですが、一般的に、大手ハウスメーカーでは
気密測定を全棟で行っていないケースもあります。
気密に力を入れてない方は
“気密はそこそこがいいんですよ” ということを
おっしゃられますが、不十分な気密は壁内結露の
リスクを高める要因になるので注意が必要です。
【結論】「高性能」という言葉はとても便利な
言葉ですがそれはただのキャッチコピーです。
家は一生に一度の大きな買い物。
“なんとなく良さそう”ではなく、まずは
数字と根拠を確認しながら判断しましょう!!
しっかり家を建てて貰う建築会社さんに
アドバイスをもらいながら進めて
納得した家づくりを実現して下さい。
この情報が皆様の役に立てば幸いです。
次回は
【自然素材の選び方と活用法】
について書きたいと思います。
長い文章を最後まで読んで頂きありがとう
ございました。YouTubeでも様々な情報を
配信していますのでそちらもご覧ください。
木組みで建てる極み断熱の家
株式会社能見工務店
能見太郎
能見工務店の自己紹介!
私たちの家づくりを支える「人」と「想い」をご紹介します。



