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断熱材の選び方
2026年06月17日
こんにちは、能見工務店の能見です。
能見工務店は京都の長岡京市で木と自然素材を
ふんだんに使い高気密高断熱の高性能な家を
建てています。よろしくお願いします。
情報が溢れる中、発信されている情報は配信者の
思惑が入って発信されています。ちなみにこの
ブログは自然素材と高性能住宅を大切にしている
能見の視点で、家づくりに役立つ情報をお届け
しています。このブログも例外ではありませんが
そういう見方もあるんだな、と参考にして下さい。
今日は、
【断熱材の選び方】
について書きたいと思います。
断熱材の話になると
「ネオマフォームが一番良い」
「セルロースファイバーが一番良い」
「グラスウールはダメ」などいろんな意見を
見かけます。
結論からいうとと断熱材は「どれを選ぶか」より
「どう使うか」の方が重要だと思います。
それを言ってしまったら元も子もないですが、
家の断熱性能は、最終的に断熱材の性能と厚みで
大きく左右されます。ただ、現在使われている
高性能な断熱材同士で比較するとそこまで大きな
差はないんですよね。
では、なぜ「あれは良くてあれは悪い」などという
話が出てくるんでしょうか。それは、恐らく
皆さんのポジショントークだと思います。
どの断熱材にも長所と短所があります。自分が
推しの断熱材と違うものはその短所を前面に出して
皆さん話しているんです。なので今日も客観的に
それぞれの断熱材を見ていきたいと思います。
恐らく、これを読み終わった方は、
「どの断熱材でもいいかも」って思うでしょう。
●断熱材には色んな種類がある
住宅でよく使われる断熱材には
・グラスウール、ロックウール
・セルロースファイバー
・フェノールフォーム
・ウレタンフォーム
・ウッドファイバー
などがあります。
●グラスウール・ロックウールという優等生
日本の家で最も普及しているのがグラスウールや
ロックウールになります。断熱材の中では安く
密度を上げると高性能になり、燃えにくいという
特徴があります。ただ、デメリットは水が入り
込むと乾きにくく、長期間湿った状態が続くと
カビの原因になります。そして、何よりも施工が
難しく熟練工が施工しないと施工不良が
起こりやすいため要注意です。
●セルロースファイバーの魅力
自然素材系の断熱材として人気なのが
セルロースファイバーで、石油由来製品の価格が
変動する中でも、価格変動しにくい断熱材です。
主に新聞紙を再利用してつくられており調湿性能
があります。個人的には、防音性が高いので防音
性能を求められる施主様にお勧めしています。
今後は、新聞の発行部数が減少しているので
原料確保が難しくなる可能性もあります。
セルロースファイバーも同じですが、
大量の水を含めば断熱性能は低下します。
●ネオマフォームやウレタン系断熱材
価格が高いのですが、人気が高いのが
フェノールフォーム系断熱材のネオマフォームや
押出法ポリスチレンフォーム系断熱材の
ミラフォームです。非常に高い断熱性能を持っており
少ない厚みでも高い性能を発揮します。
これまでは「水に弱い」と言われてましたが、
だいぶ改良されて昔ほど水に弱い材料ではなく
なりました。ただし、フェノールフォームや
押出法ポリスチレンフォームは、内部に封入された
ガスによって高い断熱性能を発揮しているため
長期間湿気や水にさらされると内部の発泡ガスが
徐々に空気や湿気と置き換わり断熱性能が低下
します。また、ウレタンフォーム系の断熱材も
非常に優秀な断熱材で、吹付断熱はセルロース
ファイバーと同等の性能で、特に気密性能を重視
される施主様にお勧めしています。
ただ、この断熱材も長期間湿気の多い状態が続くと
加水分解を起こす場合があるので要注意です。
●ウッドファイバーという選択肢
ヨーロッパではウッドファイバー断熱材が良く
使われています。木の繊維を利用した自然素材系
断熱材で、ドイツや北欧ではかなり普及しています。
うちの家でも、フォレストボードという杉皮で
作られた断熱材を使用しましたが、現在は製造
されていません。どうしても価格が高く普及しない
のでしょうね。この断熱材も過度な吸湿や漏水には
弱く、他の断熱材と同様に水対策が重要になります。
ここまでいくつかの断熱材を紹介しましたが、
全てにおいていえることは、断熱材は水に弱いと
いうこと。湿気や水に濡れないようにすることが
何よりも重要になってきます。
・値段と性能はロックウール
・性能と気密重視はウレタン吹付
・自然素材と防音重視はセルロースファイバー
・とにかく性能はネオマフォームやミラフォーム
って感じで選んでください。
【結論】
断熱材選びで迷ったら、まずは性能の良いものを
選んでおけば大きく失敗することはないです。
それよりも重要なのは、
・結露しない設計になっているか
・正しく施工されているか
・その断熱材の特徴を理解している会社か
ということ。断熱材の種類だけで建築会社を選ぶ
のではなく、その断熱材をきちんと活かせる会社か
どうかを見ることが大切だと思います。
しっかり家を建てて貰う建築会社さんに
アドバイスをもらいながら進めて
納得した家づくりを実現して下さい。
この情報が皆様の役に立てば幸いです。
次回は
【変動金利vs固定金利】
について書きたいと思います。
長い文章を最後まで読んで頂きありがとう
ございました。YouTubeでも様々な情報を
配信していますのでそちらもご覧ください。
木組みで建てる極み断熱の家
株式会社能見工務店
能見太郎
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