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変動金利vs固定金利

2026年06月24日

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こんにちは、能見工務店の能見です。

能見工務店は京都の長岡京市で木と自然素材を

ふんだんに使い高気密高断熱の高性能な家を

建てています。よろしくお願いします。





 
情報が溢れる中、発信されている情報は配信者の

思惑が入って発信されています。ちなみにこの

ブログは自然素材と高性能住宅を大切にしている

能見の視点で、家づくりに役立つ情報をお届け

しています。このブログも例外ではありませんが

そういう見方もあるんだな、と参考にして下さい。





 
今日は、

【変動金利vs固定金利】

について書きたいと思います。





 
つい先日も日銀が政策金利を上げたことで、

今後も住宅ローン金利の上昇が考えられます。

そんな中、これから家を建てられる方から頂く

質問で特に多いのが

「金利が上がってきていますが、

変動と固定どちらがいいですか?」です。





 
現在は、

・変動金利 約1.0%前後
・固定金利(フラット35)約3.2%前後

という状況です。

また市場では、今後

202612
20276

にそれぞれ0.25%程度の利上げが行われ、

変動金利が1.5%程度になる可能性もあると

言われています。こういった状況を見ると、

「金利が上がるなら固定金利の方が安心では?」

と思われる方も多いでしょう。ただ、現時点では

私はまだ変動金利の方が有利だと思っています。

もちろん未来の金利は誰にも分かりませんが、

なぜそう思うのかを書きたいと思います。





 
●変動金利が有利だと思う理由①

住宅ローンは一般的に「元利均等返済」という

方式で返済します。これは毎月の返済額を

一定にする仕組みです。

その代わり、返済初期は元本残高が大きいため

・元本の返済は少ない
・利息の支払いは多い

という状態になります。つまり住宅ローンは、

返済初期ほど金利の影響を強く受けます。

35年返済の場合、金利総額のかなり大きな

割合を最初の約10年で支払うことになります。

だからこそ、私は

「将来の金利」よりも「今の金利」

の方が重要だと考えています。





 
●変動金利が有利だと思う理由②

現在の金利差は、

変動金利 約1.0

固定金利 約3.2

なので約2.2%あります。つまり、

「変動金利が2.2%以上上昇し、その状態が長期間

続いて初めて固定金利と同じ土俵になる」

ということです。

日本銀行の政策金利は通常0.25%単位で動きます。

単純計算すると、

2.2 ÷ 0.25% = 約9

の追加利上げが必要になるのです。もちろん銀行の

住宅ローン金利が政策金利と完全に連動するわけ

ではありませんが、今の時点ではかなり大きな

差があることが分かります。





 
●実際にシミュレーション

借入4500/35年返済/元利均等返済で

固定金利3.2%総支払額74,862,589円(利息29,862,589円)

と変動金利の色んなパターンと比較してみます。





 
・パターン①
変動金利1.0%で借入
11年目以降2%、21年目以降3
総支払額59,931,286円(利息14,931,286円)
 
パターン②
変動金利1.5%で借入、11年目以降3
総支払額65,495,031円(利息20,495,031円)
 
パターン③
変動金利1.5%で借入、11年目以降4
総支払額70,999,969円(利息25,999,969円)
 
パターン④
変動金利2.0%で借入、11年目以降4
総支払額73,485,839円(利息28,485,839円)
 
パターン⑤
変動金利1.5%で借入
11年目以降4.5%、21年目以降5
総支払額75,022,921円(利息30,022,921円)





 
パターン①では、今の変動金利最下限である1.0%で、

2027年には変動金利が1.5%程度になる可能性も

あると言われているのでパターン②③は1.5%で、

パターン④は2.0%スタートの想定で計算しました。

かなり極端なシミュレーションですが固定金利を

上回ったのは最後のケースだけでした。しかも

パターンは、借入時から1.5%という比較的高い

変動金利でスタートし、その後4.5%、さらに

5%まで上昇するというかなり厳しい想定です。

ここからも、「最初の金利が低い」

というメリットがいかに大きいかが分かると思います。





 
●変動金利のあまり知られていないメリット

実は変動金利にはもう一つメリットがあります。

それは、金利が下がった時に交渉できること。

私自身も過去に一度だけ金利交渉を行い、

実際に金利を引き下げてもらった経験があります。

ただし、これは銀行から提案してくれることは

まずありません。自分から言わなければ、

そのままになっているケースがほとんどです。

知っている人だけが使える選択肢とも言えますね。

こういう交渉ができるのも窓口のある

地銀や信用金庫のいい所でネット銀行での

交渉は難しいかもしれません。





 
さて、シミュレーションを見て

固定金利の利息額を見ると少し引いてしまいますね。

皆さまは、これを見たうえで

変動金利と固定金利

どちらを選ばれますか?

これら私の考える変動と固定金利になります。





 
【結論】変動金利か固定金利か。

正解は誰にも分かりません。

ただ、現在の金利差と住宅ローンの仕組みを

考えると、私は変動金利の方が有利だと思います。

もちろん、金利上昇への不安が強い方や、

毎月の返済額を確定させたい方は固定金利という

選択肢でいいと思います。大切なのは、

「みんなが選んでいるから」ではなく

自分たちが安心して返済できる住宅ローンを

選ぶことだと思います。





 
しっかり家を建てて貰う建築会社さんに

アドバイスをもらいながら進めて

納得した家づくりを実現して下さい。

この情報が皆様の役に立てば幸いです。





 
次回は

【住宅ローンで得する人の考え方】

について書きたいと思います。





 
長い文章を最後まで読んで頂きありがとう

ございました。YouTubeでも様々な情報を

配信していますのでそちらもご覧ください。



 
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株式会社能見工務店
    能見太郎

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