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仕上げ材は珪藻土と漆喰どちらがいい

2024年05月01日

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こんにちは、京都の長岡京市で

自然素材×高気密高断熱の家を建てている

能見工務店の能見です。よろしくお願いします。





 
情報過多の中、様々な情報が溢れかえって

います。発信される情報というのは、

なにかしら配信者の思惑が入って発信されます。





 
今日は、

【仕上げ材は珪藻土と漆喰どちらがいい】

について書きたいと思います。

このブログは施工者目線での配信なので

そう思って読んでください。今回のお題でも

施工者や建築会社と材料屋さんとでは、全く

違う意見だと思うので是非比較して下さい。





 
まずは珪藻土のお話し。

もう皆さん知っておられるとは思うのですが

珪藻土は海中のプランクトンが堆積してできた

化石で粘土状の物です。

小さな穴がたくさん空いているので、

廃油やビール製造時のろ過材として使われたり

耐火性と耐熱性に優れているので、七輪や保温材

として使われたりしています。

また、江戸時代の飢饉や戦国時代などの

籠城時の非常食などとして食べられました。





 
以上のことからわかるのは、小さな穴のおかげで

調湿や消臭効果にとても優れ、更に断熱や蓄熱に

優れており、非常食になる程、安全性の高い材料

ということではないでしょうか。

但し、欠点もあります。七輪を雨ざらしにすると

分かると思いますが、水にとても弱い材料です。

なので常に濡れるような、外壁や湿気ている

場所では、カビも生えるので使用できません。

カビが生えるというと心配される方も

いるかもしれないですが、通常の生活では

カビは発生しないのでご安心ください。





 
続いて、漆喰ですが西洋建築も漆喰が良く

使われていますが、少し中身が違います。

日本の漆喰は、珪藻土のプランクトンと違い

サンゴや海洋生物の堆積した石灰岩を焼いて

出来る消石灰にスサと布海苔を加え水で練ると

出来あがり、強度を出すのに砂等も入れます。

これまた自然界の材料ばかりで安心な材料

なのですが、消石灰は強アルカリ性なので

肌に付いたり目に入ると大変危険な材料です。

漆喰の効果は、噂や嘘がいくつかあります。

噂は、強アルカリ性で抗菌、殺菌効果があると

言われています。実際にカビが生えないので

防カビ効果はあると実感しました。

しかし、コロナ禍で抗菌、殺菌効果があるので

良いと言われていましたが、

ほとんど意味がないと思います。(私的感想)

私の家では仕上げ材に漆喰を使っていますが、

風邪もひきますしコロナにもなりました。

抗菌や殺菌と謳う業者がいますが、

カビが生えないという程度だと思っておくと

いいと思います。

また嘘の話をすると調湿効果はないです。

水をかけても吸い込まずにどちらかというと

弾きます。漆喰は、二酸化炭素を吸収して

年々堅くなっていき耐久性もあることから

私は、室内より外壁に最適だと考えます。




 
昔の建物を見ると耐久性、防水性、不燃性の

三点からも外壁に使用され、室内の仕上げ材は

聚楽や珪藻土などの土が使用されて来ました。

それが本質的な所ではないでしょうか。





 
珪藻土でも同じことが言えるのですが、

市販されているDIY用の商品には誰で簡単に

塗れるようにしたり、材料を丈夫にしたりする

ために合成樹脂などが使用されています。これも

悪くはないですが、調湿や消臭の効果は比べると

悪くなります。そういう材料があることを知った

上で選ぶようにしましょう。





   
結論:どっちも良いが市販のものは要注意!!

使う場所や求める効果によって使い分けよう!!

私は珪藻土派で珪藻土の方が好きです。



 
珪藻土:調湿、消臭に優れているので

室内どこでもOK。但し、水に濡れる場所や

外壁はカビが生えるのでNG



 
漆喰:耐久性、防カビ、消臭に優れているので

外壁や水に濡れやすい水回りに最適。また、

化学物質過敏症の抑制効果がある。



 
そもそも漆喰や珪藻土を使う家で化学物質

過敏症の抑制効果が必要?良く考えよう!



 
~補足~

施工している立場からするとどちらも良い商品で

どちらが良いということは多分言わないと思う。

もし、ネットなどでこっちが最強と発信している

人がいたらその情報は誰が発信しているかを

よく見て欲しいと思います。多分、それを

取り扱っている業者さんやそれを売りたいと

思っている建築会社ではないでしょうか。

少し文章が珪藻土贔屓になっていますかね?





しっかり家を建てて貰う建築会社さんに

アドバイスをもらいながら進めて

後悔しない家づくりを実現して下さい。

この情報が皆様の役に立てば幸いです。





 
次回は

【家の気密について】

について書きたいと思います。





 
長い文章を最後まで読んで頂き

ありがとうございました。

今年も残り243日。頑張っていきましょう。





  
YouTubeでも様々な情報を配信もしていますので

そちらも機会があればご覧ください。



 


 
手刻みで建てる木組みの家
株式会社能見工務店
    能見太郎