ブログ
- 健康住宅・木の家[能見工務店]トップページ
- ブログ[一覧]
- ブログ[一覧]
- 自然災害と火災保険の話
自然災害と火災保険の話
2024年10月01日
こんにちは、京都の長岡京市で
自然素材と高気密高断熱の家を建てている
能見工務店の能見です。よろしくお願いします。
情報過多の中、様々な情報が溢れかえって
います。発信される情報というのは、
なにかしら配信者の思惑が入って発信されます。
今日は、
【自然災害と火災保険の話】
について書きたいと思います。
先日、石川県では記録的な大雨で川の氾濫が
相次ぎました。最近の自然災害は、予想できない
上これまでと比べ物にならない規模で起こる
ようになってきたように思います。9月が終わり
10月に入りましたがまだまだ台風シーズンの
真っ只中。今回は台風で起こる風水害に備える
ために、家の保険について書きたいと思います。
風水害とは、台風や豪雨、洪水などによって
引き起こされる自然災害のことで、住宅の風水害
に対応する保険には主に「火災保険」と
「地震保険」の2種類があります。
●火災保険
火災保険は、火災による損害を補償する保険です
が、風水害に対しても広くカバーしています。
風水害に対応する補償内容には以下のような
ものがあります。
・風災補償
台風や竜巻、強風による屋根の損壊や窓の破損、
飛来物による損害などが補償対象
・水災補償
豪雨や河川の氾濫、高潮による浸水、土砂崩れに
よる損害が対象
例)床上浸水や住宅の基礎部分の損傷など
・雪災補償
積雪による屋根や建物の損傷も含まれます
【注意】
火災保険の中には、水災(洪水や高潮など)を
対象にしていない商品もあるため、契約内容の
確認が重要です。また水災補償がある場合でも
契約者の自己負担額(免責額)や、被害の規模に
よって補償額が制限される場合があります。
●地震保険
地震保険は、火災保険の特約として契約される
もので、主に地震、津波、噴火による損害を補償
しますが、間接的に風水害とも関連しています。
・津波による被害:
津波が原因で住宅が損壊・流失した場合
地震保険で補償されます。
・地震による土砂災害:
地震が引き金となって発生した土砂崩れや地滑り
の損害も地震保険でカバーされます。
【注意】
地震保険は、単独で契約できず、火災保険への
付帯です。火災保険が風水害をカバーしている
一方、地震や津波に直接対応するためには
地震保険への加入が必要です。
火災保険や地震保険の保険料は、建物の価値や
地域、保証内容に応じて異なりますが、毎年の
保険料を組み込んだ、住宅ローンの返済との
バランスを考えた支出計画が大切です。子どもの
教育費や老後資金など、保険料以外の重要な
出費も合わせて組み立てましょう。
結論:自宅で火災が発生して隣家に燃え移っても
台風で瓦が飛んでお隣の窓ガラスを割っても、
実は直す義務はないんです。しかもその為に
自分の火災保険は使えません。それぞれが自分の
家に火災保険をかけて隣から燃え移っても物が
飛んできても自分の保険で直さなければならない
のです。だから保険は入る方がいいのですが、
保証を付け出すとどんどん高くなるので本当に
必要なものとそうでないものをしっかり判断して
選びましょう。水害を付けると保険料は高くなる
地域によって水害を付けるのか付けないか。
耐火構造で家を建てると保険料が約4割引きに
なったりするので上手に利用しましょう。また
地震保険は全額出ることはほぼ無いので入るか
入らないかはよく考えよう!!
しっかり家を建てて貰う建築会社さんに
アドバイスをもらいながら進めて
後悔しない家づくりを実現して下さい。
この情報が皆様の役に立てば幸いです。
次回は
【建てた後の家のメンテナンス】
について書きたいと思います。
長い文章を最後まで読んで頂き
ありがとうございました。
今年も残り91日。頑張っていきましょう。
YouTubeでも様々な情報を配信もしていますので
そちらも機会があればご覧ください。
手刻みで建てる木組みの家
株式会社能見工務店
能見太郎