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分譲住宅と注文住宅どっちがいい?
2025年05月21日
こんにちは、能見工務店の能見です。
能見工務店は京都の長岡京市で木と自然素材を
ふんだんに使い高気密高断熱で高性能な家を
建てています。よろしくお願いします。
情報が溢れる中、発信されている情報は配信者の
思惑が入って発信されています。ちなみにこの
ブログは自然素材と高性能住宅を大切にしている
能見の視点で、家づくりに役立つ情報をお届け
しています。このブログも例外ではありませんが
そういう見方もあるんだな、と参考にして下さい。
今日は、
【分譲住宅と注文住宅どっちがいい?】
について書きたいと思います。
まずは、分譲住宅と注文住宅の違いについて
説明していきたいと思います。
分譲住宅とは、広い土地を区画に分け外観をある
程度そろえた街並みにして、不動産業者や住宅
会社が土地と建物をセットで販売するものを指し
ます。昔は先に家を建てて販売する「建売住宅」
が多かったですが、最近は「売ってから建てる」
売建(うりたて)が増えてきたように思います。
たまに「建売じゃなくて注文住宅を建てました」
という話を聞きますが、それは注文住宅ではなく
「売ってから建てているだけの分譲住宅」という
ケースが多いです。気持ち的には「買ってから
建てている」ので注文住宅感がありますが、
実際にはいくつかのパターンから間取りを選び、
決まった仕様で建てることになります。
注文住宅は、土地から探して自分たちの希望に
合わせて一から設計して建てる家を指します。
建替えの場合も基本的には注文住宅になります。
自分たちの暮らしに合わせた家づくりや、
こだわりの素材・設備を自由に選ぶことができる
のが特徴です。実際には、土地探しから始まり、
家の引き渡しまで長いと2年、3年とかかかる
こともあり、決めることも非常に多く大変ですが
完成した時の感動はとても大きいと思います。
それでは、それぞれのメリット・デメリットを整理してみます。
●分譲住宅メリット
・建物と土地がセットになっていて価格がわかりやすい
・仕様が決まっているため、追加の工事費用が出にくく割と安く家が建てられる
・完成済みの家を見て選べるので、住む家のイメージがしやすい
・土地を探す必要がなく、決めていくことも少ないので早く住める
●分譲住宅デメリット
・間取りや素材の選択肢が限られている
・家の性能が低かったり、その会社で扱っていない仕様には対応できないことがある
・子育て世代が集まりやすいが、もし近所付き合いがうまくいかないと住みにくくなるという話も
●注文住宅メリット:
・自分たちにぴったりの間取りを作ることができる
・素材や設備、性能にもこだわれることができる
●注文住宅デメリット:
・建築会社によって値段の出し方が異なるため、総額がわかりにくいことがある
・土地から決めるところから考えると決定事項がとても多い
・完成から引き渡しまでに時間がかかる
住宅会社の目線で言うと、分譲住宅はあらかじめ
間取りが決まっているため一つひとつ構造計算や
図面を描かなくても、同じ図面を確認申請に使い
回すことができます。打ち合わせで決めるのも
部材の色や設備機器ぐらいなので、効率よく家を
建てていけるんです。だから業者にとっては
メリットが大きいものになります。費用は注文
住宅よりは安くなる傾向がありますがそこまで
変わらない場合があるので要注意ですね。
注文住宅のお客様を見ていると、「よく疲れずに
最後まで細かい部分を決めていかれるな」と、
いつも感心しています。決めることが苦手な方は
分譲住宅の方が向いているかもしれません。
分譲住宅は注文住宅ではなく、建売住宅と同じと
いうことは理解しておいた方が良いでしょう。
【結論】早く手軽にマイホームを持ちたい方には分譲住宅!!
性能や間取りの細部までこだわりたい方には注文住宅!!
分譲住宅は「商品を買うように」家を選ぶ感覚。
注文住宅は「これからの暮らし方に合わせて」
家をつくる感覚。この「買う」と「つくる」という
違いが一番大きな違いかもしれません。
しっかり家を建てて貰う建築会社さんに
アドバイスをもらいながら進めて
納得した家づくりを実現して下さい。
この情報が皆様の役に立てば幸いです。
次回は
【見学会で何を見ればいい?営業に流されないコツ】
について書きたいと思います。
長い文章を最後まで読んで頂きありがとう
ございました。YouTubeでも様々な情報を
配信していますのでそちらもご覧ください。
手刻みで建てる木組みの家
株式会社能見工務店
能見太郎