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見学会で何を見ればいい?営業に流されないコツ
2025年05月28日
こんにちは、能見工務店の能見です。
能見工務店は京都の長岡京市で木と自然素材を
ふんだんに使い高気密高断熱で高性能な家を
建てています。よろしくお願いします。
情報が溢れる中、発信されている情報は配信者の
思惑が入って発信されています。ちなみにこの
ブログは自然素材と高性能住宅を大切にしている
能見の視点で、家づくりに役立つ情報をお届け
しています。このブログも例外ではありませんが
そういう見方もあるんだな、と参考にして下さい。
家づくりを始めようとしたとき、多くの方がまず
足を運ぶのが「完成見学会」や「構造見学会」。
実際の家を体感できる貴重な機会です。でも、
そのとき気をつけたいのが「何を見るべきか
分からない」「営業トークに呑まれてしまう」
という点です。そこで今日は、
【見学会で何を見ればいい?営業に流されないコツ】
について書きたいと思います。
●見るべきは「表面」より「中身」
HPやSNSで情報を集める方がほとんどの今、
本当に正しい情報を集めるのも判断するのも
難しくなってきているのではないでしょうか。
そんな中で、見るべきはやはり「表面」より
「中身」。デザイン・間取り・仕上げは確かに
大事ですし気になりますがそれ以上に大切なのは
家の「性能」や「考え方」です。では何を見て
何を聞けばいいのか。口では何とでも言えますが
体感して話すと実際分かることが沢山あります。
●営業に確認すべきポイント
・営業マンがどれくらい家の性能について知識を持っているのか
・どのような家を「良い家」と考えているのか
これは実際に話してみることで見えてきます。
そのためにも施主様自身がある程度勉強しておく
ことが大切です。今はSNSやYouTubeなどで
ある程度の知識は得られます。ぜひ、頑張って
みてください。性能の知識を確認する質問として
おすすめなのものを挙げておくと
・「UA値(外皮平均熱貫流率)」
・「C値(気密性能)」
・「η(イータ)値(日射熱取得率)」
になります。こうした数値に対して、きちんと
説明ができるかどうかで対応してくれている
担当者が本当に家のことを理解しているかが
わかります。しっかり理解している人が説明して
くれている会社は、ある程度信頼してもいいと
思いますが逆に、答えに詰まるような会社は、
ただ「売ること」が目的になっている可能性が大です。
●実際に「体感」することの大切さ
実際に建っている建物を、ぜひ五感を使って
特にこんな点をチェックしてみてください
・外が暑い季節に一階と二階の温度差がないか?
・寒い冬、足元が冷えてこないか?
・玄関を開けた時の匂いは嫌ではないか?
・使われている素材はどのようなものか?
・収納や動線に暮らしやすさが考えられているか?
たとえば「高性能」をうたっている会社なのに
一階と二階の温度差が大きかったり、足元が寒い
家であれば少し用心した方がいいかもしれません。
また匂いや素材の使い方からは家を長持ちさせる
工夫や、住みやすさへの配慮を感じ取ることが
できると思います。
「なぜこの素材?」「なぜこの間取り?」といった
理由を質問して建築会社の考え方を聞いてみると
その会社が大切にしていることがより深く
見えてくるでしょう。
【結論】HPやSNSでは、どの会社もいいことを
謳っています。プロの我々が見てもそこだけでは判断は
できないくらい!!発信されている内容と実際に
齟齬がないかを実際に建っている家に行って
・玄関を開けた時の匂い
・夏涼しく、冬暖かいか
・素材やつくりへのこだわりが感じられるか
・性能値や説明する人に専門的な知識があるか
を体感するべし!!
しっかり家を建てて貰う建築会社さんに
アドバイスをもらいながら進めて
納得した家づくりを実現して下さい。
この情報が皆様の役に立てば幸いです。
次回は
【安く買ったのに高くつく土地の例1】
について書きたいと思います。
長い文章を最後まで読んで頂きありがとう
ございました。YouTubeでも様々な情報を
配信していますのでそちらもご覧ください。
手刻みで建てる木組みの家
株式会社能見工務店
能見太郎