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浴室乾燥機や給湯器の点検お知らせ

2025年10月01日

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こんにちは、能見工務店の能見です。

能見工務店は京都の長岡京市で木と自然素材を

ふんだんに使い高気密高断熱で高性能な家を

建てています。よろしくお願いします。





 
情報が溢れる中、発信されている情報は配信者の

思惑が入って発信されています。ちなみにこの

ブログは自然素材と高性能住宅を大切にしている

能見の視点で、家づくりに役立つ情報をお届け

しています。このブログも例外ではありませんが

そういう見方もあるんだな、と参考にして下さい。





 
新築から10年経過したとき、または設備機器を

交換して10年経つと、給湯器や浴室乾燥機の

リモコンに「点検のお知らせ」が表示されること

があります。お客様からもよく

「どうしたらいいのか?」

「点検に来てもらった方がいいの?」

とご相談をいただきます。

そこで今日は、

【浴室乾燥機や給湯器の点検お知らせ】

について、実際の対処方法をお伝えします。





 
●浴室乾燥機の場合

まずは、浴室乾燥機です。弊社は浴室乾燥機を

Panasonic製のものを使用しています。先日、

お伺いしたお宅の浴室乾燥機はGVL5700A

いう品番でした。天井に付いている浴室乾燥機の

点検というランプが点滅していました。何も

知らないと「これは点検をしないとダメだ」って

思ってしまいますよね。実は、令和3年の消費

生活製品安全法が改正され、浴室乾燥機は点検の

「責務」がなくなりました。それでも機器は

9年経過で自動的に点検ランプが点滅する

仕組みになっているんです。しかも、取扱説明書

には「点検表示の消し方」が載っていません。

とても不親切。なのでここに

「点検表示の消し方」

を載せておきます。


 
点検表示の消し方(Panasonic GVL5700Aの場合

①機器を停止させる

②時間設定の下矢印を押し、5秒以内に「換気」ボタンを10秒以上押す

③浴室乾燥機本体受信部の「運転」「点検」が点滅

④本体受信部「予備暖房/切」を3秒以上押す

⑤点滅が消えてお知らせ解除


という流れになります。本当にメーカーには、

この点検の解除方法を取扱説明書に載せるか、

解除方法を簡単にするかしてほしいものです。

しかも、もし点検が必要だと思って点検を依頼

すると機器の種類によって変わりますが、

10,000円~25,000円も費用が発生するんです。

不要な出費にならないようご注意ください。





 
●給湯器の場合

一方で、給湯器は浴室乾燥機と違い、

消費生活用製品安全法の「特定保守製品」に

指定されています。製造者には点検通知を出す

義務があり、所有者にも点検の「責務」が定め

られています。中途半端な決まりの法定点検。

あくまで義務ではなく責務で守らなくても何も

罰則がないとか。経済産業省のガイドラインを

確認の上、点検するかどうかはご自身で判断して

ください。給湯器の場合は、点検表示のリセット

方法はネットで調べれば、沢山出てくるので、

必要な方は「給湯器の品番」と「点検時期の

お知らせリセット方法」と入れてみてください。





 
●点検をした方がいい場合

・お湯の出が悪い、異音がする

・エラーコードが頻繁に出る

こういう場合は、きちんとメーカーに点検して

もらったり修理したりすることも考えてください。

また15年以上使用していたら交換も

視野に入れてもいいかもしれません。





   
【結論】

・浴室乾燥機点検表示はリセットして問題なし。

・給湯器「責務」とされているが罰則はなし。

必要かどうかは判断次第。何も不具合がなければ

点検表示やエラーコードはリセットして

放置しても大丈夫!!馬鹿正直にメーカーへ点検

依頼すると費用が発生するので注意してください。





 
しっかり家を建てて貰う建築会社さんに

アドバイスをもらいながら進めて

納得した家づくりを実現して下さい。

この情報が皆様の役に立てば幸いです。



 
次回は

C値が低いと凄いとは限らない説】

について書きたいと思います。



 
長い文章を最後まで読んで頂きありがとう

ございました。YouTubeでも様々な情報を

配信していますのでそちらもご覧ください。



  
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株式会社能見工務店
    能見太郎
 

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