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高性能な家は高い!?実はお得!!

2025年12月24日

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こんにちは、能見工務店の能見です。

能見工務店は京都の長岡京市で木と自然素材を

ふんだんに使い高気密高断熱で高性能な家を

建てています。よろしくお願いします。





 
情報が溢れる中、発信されている情報は配信者の

思惑が入って発信されています。ちなみにこの

ブログは自然素材と高性能住宅を大切にしている

能見の視点で、家づくりに役立つ情報をお届け

しています。このブログも例外ではありませんが

そういう見方もあるんだな、と参考にして下さい。





 
今日は、

【高性能な家は高い!?実はお得!!】

について書きたいと思います。





 
最近、「高性能住宅」という言葉をよく

耳にするようになりました。

ただ高性能と聞くと

「結局、高いんでしょ?」

というイメージを持たれる方も

多いのではないでしょうか。

確かに、断熱性能や気密性能を上げたり、

設備機器の性能を良くすると、

建てる時の費用は上がります。

ですが、家は建てた瞬間がゴールではなく、

住み始めてからが本番ということで

「どこまで費用をかけて高性能にしたらいいのか」

「そこそこにしとく方がいいのか」を目先だけ

でなく長い目で見てみたいと思います。





 
●なぜ高性能住宅は“高く”なるのか!?

高性能住宅では

・断熱計算や計画のための設計費用
・断熱材の厚みや量
・サッシやガラスの性能
・気密性能を高めるための施工
・太陽光パネルや蓄電池の導入

など、キッチンやお風呂のグレードを上げた時の

ように「目に見えて分かりやすい部分」ではなく、

見えない部分のコストが上がります。

例えば、
・断熱材の性能アップ:80150万円
・サッシ・ガラス性能アップ:50100万円
・気密性能向上:3050万円
・太陽光パネル設置:約150万円
 
ざっくりですが、合計すると約450万円建築費が

上がる計算になります。それは高くなりますね。





 
●住んでからわかる“本当の価値”

高性能な家の価値は、

住み始めてからはっきりします。

・夏も冬も室内の温度差が少ない
・エアコンが少ない台数で済む
・光熱費が安定する
・結露が起きにくい
・体調を崩しにくい
 
これは、設備の良し悪しではなく家そのものの

性能が生み出す価値なんです。

例えば、

一般的な家でエアコン5台必要なところを

高性能住宅なら2台で済むケースもあります。

120万円としても、

設置費用だけで約60万円の差。

さらに、15年ごとに交換すると考えると

3040年で3回。合計180万円の差になります。

風邪も引きにくくなると医療費も減りますね。





 
●一生払い続ける光熱費

家の価格は最初に払う金額だけが注目されますが

光熱費は住んでいる間ずっと払い続けるコスト。

なので例えば、

1万円の光熱費差でも、30年で360万円。

40年で480万円になります。これに、将来の

電気代の上昇を考えると差はさらに大きくなり

ます。電気代が2倍になると、、、、って

考えると恐ろしいですよね。





  
●メンテナンス費用にも差が出る

高性能な家は、

・結露による劣化が少ない
・構造材が傷みにくい
・設備に頼りすぎない

といった特徴があるので、定期的に交換が必要な

エアコンなどでも取り付ける台数が少ないうえに

使う頻度が少ないので壊れにくいという大きな

メリットがあります。





  
●相性のいい補助金と住宅ローン

高性能住宅は、

・住宅ローン控除
・補助金

の対象になるのも大きな特徴です。国や市は

高性能な家を増やしたいのでそこに補助金も多く

用意されています。100150万円規模の補助金が

出るケースもあります。

ただ、最近は補助金が出る家の基準がどんどん高く

なってきているのが現状です。最新のニュースでは

今後、2028年以降に住宅に対する住宅ローン控除は

ZEH水準以上の住宅しか対象にならなかったり、

補助金もらうためには蓄電池も義務になるような

流れになるようです。まあ、貰えるものはしっかり

貰って初期費用を抑えられるのはいいですね。





  
【結論】高性能な家は、建てる時だけ見ると高いと

感じますが、光熱費、メンテナンス費、住み心地、

健康面まで含めて考えると、長く住むほど実は

お得な家になります。家づくりは、「建築費」

ではなく「生涯コスト」で考えるのが大切です。

補助金、住宅ローン控除、メンテナンス費用や

電気代、医療費などを長い目でみると450万円

高くなったとてすぐペイできてしまいそうですね。





 
 
しっかり家を建てて貰う建築会社さんに

アドバイスをもらいながら進めて

納得した家づくりを実現して下さい。

この情報が皆様の役に立てば幸いです。





 
次回は

【平屋って実際どうなの?】

について書きたいと思います。



 
長い文章を最後まで読んで頂きありがとう

ございました。YouTubeでも様々な情報を

配信していますのでそちらもご覧ください。



  
木組みで建てる極み断熱の家
株式会社能見工務店
    能見太郎

能見工務店自己紹介!

私たちの家づくりを支える「人」と「想い」をご紹介します。

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